企業が決算を控えていますと、遊休資産や、不
稼働資産の売却の話が数多く出てきます。企業会計の制度が変わっ
て行っていることもこれに拍車をかけています。
これは時価会計(資産は時価で見積もっておきなさいよという会計)
などと言われていて、ごく単純にいうと時価が上がれば利益として、
また時価が下がれば損失として、毎年帳簿で見なさいよというもの
です。経営者としては、そんな本業とは違うところで利益が左右さ
れてはかなわんですから、そんなものは持たない方がいいという話
になってきます。
上場企業等の大企業はともかく、制度上中小企業は除外されそうで
すが、たとえ除外されても、例えば金融機関が自分のところで、こ
の会計制度を採用したら、その資産である債権も時価で把握します。
その債権の担保は不動産ですから、その不動産もやっぱり時価で把
握されることになります。
そうなると把握される企業の方も、自分の資産を時価で考えておか
ないと危なくって仕方ないですから、やっぱり時価で把握しようと
します。そうなると、先の理屈と同じで、企業としてはそんなもの
は売っぱらった方がいいということになります。
こういう理由で、今後ますます市場に売り不動産が供給されます。
それを安く買って収益が上がる不動産に出来るかどうかが、不動産
投資家の腕の見せ所という訳です。そういう意味では面白い時代か
もしれません。
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