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私達の不動産投資体験記

The account of real estate investment experience

 

 

title 「私の不動産投資」 実録体験記

written by HK

一、不動産投資に至った背景
 南側の土地、八十二坪の一部、四十五坪を買い足したのは一昨年の暮れだった。北側に五十坪程の土地を持ち、そこに家を建て住んでいた。定年を向かえ、支払いにあまり自信がなかったが、四つの理由で購入することにした。

第一に現在住んでいる五十坪程の土地と地続きで、南道路になること、又、道路の南にある森は市の公有林であるため緑がいっぱいである。日当りが大変よくなること。
第二に北側の住居の価値が上がる。
第三に南から北へ傾斜している為、北側の出入り口を使うにはガレージ横の階段が必要で、足の悪い私にとって、裏の南側の土地を買うことは好都合であった。
最後に決断した理由は、不動産屋さんが八十二坪の裏の土地に三階建ての家を二軒建てて、売り出すと言ったこと。八十二坪全部買わなくても良く、お隣りさんと一緒に買うことができたことである。

二、食品表示に対する信頼感のゆらぎ
(狂牛病・BSEに対するJASマークへの不信) 無農薬のまがった、虫が食ったキューリは商品価値はないが、とりたてのキューリは、たとえまがっていても、水々しくて、おいしい。生産者(農家)は農薬を使用した、まっすぐなキューリをスーパーにおろし、まがった、無農薬のキューリは自分が食べている。
スーパーには一年中、トマトがある。味、においをあまり感じない。自分の畑で作ったトマトは形は悪いが、しかし、味が良く、強い夏のかおりがする。食品表示に対する信頼感を回復するには、自分で作るしかない。

三、定年後のこれからの生活改善に寄与すること。
買い足した四十五坪の土地は最北端に自動車五台置くことができる駐車場をもうけ、駐車場と庭との境には「どうだんつつじ」を植えた。又、東端には、北南へ幅九十センチの道路を作り、その道は正面に自宅の居間に直接入れるようにした。これも将来のことを考えると、階段を使わないで、公道へ出ることができ、この道はその役割をはたす傾斜路である。高齢化の時代にはこの種の道は必需品である。

四、地震対策と住宅リフォーム
家はリフォームをして、東海沖地震に備えた。リフォーム前はあまりにも地震に対して無防備だったので、夫妻二人で講習会に行って地震のこわさ、地震が来る前にやっておくことを学んだ。早速リフォームを依頼し、家のほとんどに手を加えた。家の丸ごと手を入れる程の大掛かりのリフォームになった。構造計算からこの家の弱い所がわかり、柱、外壁補強と瓦屋根を取り替えて、軽いものにした。床もバリアフリーにして、和室から洋室、椅子の生活にした。

最後に、「不動産投資が失敗するか成功するかは、それを売買した時に差益が出れば成功、赤字になれば失敗という単純な判断もある。私の場合は、どちらとも言えないが、しいて言えば、成功の範疇へはいるのではないだろうか?というのは、もともと売買の対象として不動産を考えたことなどなかったのである。

不動産を売買の対象に出来るのは、その相場がわかり、不動産を寝かしておくリスクとユーザーニーズとの比較である。どちらも、苦手でやらない。不動産を生活を豊かにする手段として捕えているからと思う。

買った土地には家内のいとこがきれいな庭を造ってくれた。半分は芝でおおわれ又、敷石が庭の真ん中へ導いてくれる。庭のまん中には、枕木で囲まれた小さな畑があり、無農薬の野菜が植わっている。その周囲には、はっさく、つばき、もみじを移植し、それにハナミズキを加えた。庭木が植えてあり、今山茶花のの赤とどうだんつつじの赤から黄色への変化が楽しめる。前の公有林からはリスのオスが電線を伝い走ってくる。又、山茶花の花の密をすいに目白がやってくる。

この小さな訪問者を遠くから眺め、自然との一体感を感じている。近くを散歩している時きじばとの夫妻や尾長の夫妻に出くわすこともよくある。ようは、老後のために不動産を買い求めたのにすぎない。

財部敦監修 フィクションであり、特定の個人名、団体名、地名等実在のものと一切関係ありません。

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